設立1期目の会社が見落としやすい税務手続き7選
|提出期限を過ぎると損をすることも
設立したばかりだから、税金の手続きは決算のときだけでいい。
そう思っている経営者の方は少なくありません。
しかし、
会社設立後は提出期限が決まっている届出が数多くあります。
期限を過ぎると、
- 節税できなくなる
- 消費税が不利になる
- 青色申告ができなくなる
- 税務署へ余計な説明が必要になる
などのデメリットが生じることがあります。
この記事では、
設立1期目の会社が見落としやすい税務手続きを、
税理士が分かりやすく解説します。
| 手続き | 提出先 | 期限 |
|---|---|---|
| 法人設立届出書 | 税務署・都道府県・市区町村 | 自治体ごとに異なる |
| 青色申告の承認申請書 | 税務署 |
原則、設立から3か月以内または事業年度終了日の前日のいずれか早い日 |
| 給与支払事務所等の開設届出書 | 税務署 | 給与支払開始から1か月以内 |
| 源泉所得税の納期の特例申請書 | 税務署 | 適用を受けたい時期より前 |
| 消費税関係の届出(必要な場合) | 税務署 | 届出内容による |
| インボイス登録申請 | 税務署 | 登録希望日に応じて |
| 都道府県・市区町村への各種届出 | 自治体 | 自治体ごと |
① 青色申告の承認申請書
これは最も重要です。
提出しないと青色申告ができません。
青色申告ができないと、
- 欠損金の繰越
- 各種税制の適用
などに影響することがあります。
設立後、忘れずに提出しましょう。
② 給与支払事務所等の開設届出書
社長一人でも給与を支払う場合は提出が必要です。
提出を忘れるケースは意外と多くあります。
③ 源泉所得税の納期の特例
従業員が常時10人未満なら、
毎月納付ではなく
年2回の納付
にできる制度です。
資金繰りや事務負担の軽減にもつながります。
④ 消費税の届出
会社によって必要な届出は異なります。
例えば、
- インボイス登録
- 簡易課税制度
などです。
設立初年度だから何もしなくていいとは限りません。
⑤ 法人設立届出書
税務署だけでなく、
- 埼玉県
- さいたま市
など自治体への提出が必要になるケースがあります。
提出先を確認しましょう。
⑥ インボイス登録
取引先から
「登録してください」
と言われてから慌てる会社もあります。
BtoB中心なら設立時から検討しておくと安心です。
⑦ 社会保険・労働保険も忘れずに
税務ではありませんが、
法人設立時には
- 年金事務所
- 労働基準監督署
- ハローワーク
への手続きも必要になる場合があります。
税務手続きだけで安心しないようにしましょう。
設立1期目チェックリスト
☑ 青色申告
☑ 法人設立届出
☑ 給与支払事務所
☑ 源泉所得税特例
☑ インボイス
☑ 消費税届出
☑ 社会保険
☑ 労働保険
よくある質問(FAQ)
Q. 青色申告の申請を忘れたらどうなりますか?
原則として、
その事業年度は青色申告の適用を受けられません。
翌事業年度以降の適用となるため、
期限内の提出が重要です。
Q. 社長一人だけでも給与支払事務所等の開設届出書は必要ですか?
はい。
役員報酬を支給する場合は、提出が必要になります。
Q. 設立1期目は消費税が免税ですか?
必ずしも免税とは限りません。
資本金や特定期間の課税売上高・給与等の状況、
インボイス登録や課税事業者選択の有無などによって異なります。
まとめ
会社設立後は、
決算まで何もしなくてよいわけではありません。
提出期限を過ぎると取り返しがつかない届出もあります。
設立1期目は特に手続きが多いため、
早い段階で税理士へ相談し、
必要な届出を整理しておくことをおすすめします。
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